理想の間取りやデザインを実現できるのが注文住宅の魅力です。一生に一度の買い物なので、細部まで家づくりにこだわりたい人もいるでしょう。注文住宅を購入するなら、家を建てる基本的な流れを知ることが大切です。そこで今回の記事では、注文住宅を建てるまでの流れや期間の目安について詳しく解説します。
注文住宅を建てるまでにかかる期間の目安
注文住宅を建てる場合、入居までおよそ9か月から1年の期間が必要です。ここでは注文住宅を建てるまでにかかる期間について具体的に説明します。事前準備や住宅メーカー選び
家づくりで最も基本的な準備は予算の検討です。トータルでどれくらいの金額を家づくりに充てるのか考えましょう。家を建てる土地が決まっていない場合は、土地探しも大切です。また、住宅メーカーの資料を取り寄せたりモデルハウスに出かけたりして、どの住宅メーカーで建てるか決めます。これらの事前準備や土地探し、住宅メーカー探しに2・3か月ほどの期間が必要です。
契約や詳細な打ち合わせ
間取りや予算が決定したら、住宅メーカーや工務店と契約を交わします。つづいて細かい建築プランを打ち合わせます。間取りや素材など、詳細なプラン決定まで3・4か月が目安です。工事と引き渡し
近所にあいさつして、着工します。完成したら確認して引き渡しとなります。着工から入居するまで、およそ4か月から6か月が目安です。注文住宅購入の流れを紹介
ここでは注文住宅を購入する際の流れについて解説します。土地や住宅メーカー選び
まずは予算を検討し、頭金や住宅ローンの借入額を検討します。注文住宅の新築費用は、全国平均でおよそ3,500万円です。早いうちに土地探しも始めましょう。ネット検索するほかに、不動産会社やハウスメーカーに依頼して土地を探す方法もあります。どんな家にしたいかイメージしながら、住宅メーカーを選びます。公式サイトや資料を見るだけでなく、実際にモデルハウスに足を運んで検討してください。気になる住宅メーカーに間取りや見積もりを提案してもらい、比較検討しましょう。
本契約
どの住宅メーカーで建てるか決めたら、本契約を交わします。間取りや素材、着工日など、細かいプランをひとつずつ決定していきます。また、住宅ローンの審査を受けます。工事と引き渡し
工事中は騒音などで迷惑をかける可能性があるため、近所にあいさつしておくのがおすすめです。一般的には地鎮祭を実施してから着工します。完成後はチェックして、引き渡しとなります。引き渡し後は、好きなタイミングで入居できます。注文住宅の購入で失敗しないためのポイント
多くの人にとって住宅は一生に一度の買い物です。間取りやデザインなどにこだわって、悔いのないマイホームを建てたいものです。ここでは注文住宅の購入で失敗しないためのポイントについて説明します。入居予定日を決めてから準備する
まずは、いつごろ新居に引っ越したいかを考えましょう。家づくりは、トータルで2年から3年ほどかかります。悪天候で工事が予定通り進まない場合もあるため、期間に余裕をもって計画しましょう。また、家を建てる際に非常に大切なのが土地選びです。土地が決まっていない場合は、早めに土地探しをスタートするのがおすすめです。
無理のない資金計画
住宅ローンは、無理なく返済できる金額を借りることが大切です。余裕をもたせて返済計画を立ててください。また、住宅ローンの事前審査が通ったあとに自動車ローンなどを組むと、本審査に通らなくなる可能性があります。また、本契約後でも追加費用が発生する場合は多くあります。たとえば、間取り変更やドアなどの追加、設備をグレードアップすることによって追加費用が発生します。毎月の支払いやボーナス払いの金額は、無理のない範囲で計画を立てましょう。
家づくりにおける優先順位を決める
注文住宅は自分好みの間取りやデザインにできることが魅力です。しかし、すべてにこだわると家づくりは進みません。そこで、自分が家づくりで優先したい項目を決めて打ち合わせしましょう。相性のよい住宅メーカーを選ぶ
自分が理想とする家を実現できる住宅メーカーを選んでください。自分が希望する間取りやデザインを実現できる会社かどうか確認しましょう。また、予算内で収まるかどうかも大切です。メンテナンス費用もふくめて、長期的にどれくらい費用がかかるか契約前に確認しておきます。高品質で住みやすい家を建てる住宅メーカーを選びましょう。