注文住宅のローンを組む際の流れとは?金利にはどんな種類がある?

公開日:2026/07/15
金利

注文住宅を建てる際は、住宅ローンを含めた資金計画をしっかり立てることが大切です。しかし、借入額の決め方や申し込みのタイミング、審査の流れなど、分からないことも多いでしょう。本記事では、注文住宅の住宅ローンに関する基礎知識をはじめ、資金計画の立て方や必要書類、金利の種類まで分かりやすく解説します。

住宅ローンを組む流れ

注文住宅を建てる際は、理想の住まいづくりだけでなく、住宅ローンを含めた資金計画をしっかり立てることが重要です。住宅ローンには、予算決めから審査、契約、融資実行まで複数のステップがあり、全体の流れを理解しておくことでスムーズに注文住宅づくりを進めやすくなります。

土地・建物の予算を決める

住宅ローンを組む際は、まず土地や建物にどれくらいの費用をかけるのかを決めます。注文住宅はエリアや仕様によって価格が大きく変わるため、相場を把握しておくことが大切です

住宅ローンの仮審査を受ける

予算の目安が決まったら、金融機関へ住宅ローンの仮審査を申し込みます。仮審査は事前審査とも呼ばれ、借入可能額を確認するための重要な手続きです。費用がかからないケースが多いため、早めに申し込んでおくと、その後の住宅計画を進めやすくなります。

住宅会社とプランを決める

仮審査を通過した後は、ハウスメーカーや工務店と具体的な間取りや設備仕様を決めていきます。事前に借入可能額を把握しておくことで、予算オーバーによる大幅なプラン変更のリスクを抑えやすくなります

本審査とローン契約を行う

建築プランと費用が確定したら、本審査を申し込みます。本審査では工事請負契約書などの提出が必要になるため、住宅会社との契約後に行うのが一般的です。審査通過後は、借入額や返済方法を決定し、正式なローン契約を結びます。

土地購入や着工時にはつなぎ融資を利用する

注文住宅では、住宅完成前に土地代や着工金などの支払いが発生します。しかし、住宅ローンの融資実行は完成・引き渡し時となるため、その間は「つなぎ融資」や「分割融資」を利用するケースが一般的です。

完成後に住宅ローンの融資が実行される

住宅が完成すると、引き渡しと同時に住宅ローンの融資が実行されます。融資実行日は金融機関の営業日に限られるため、土日には設定できない点に注意が必要です。また、住宅ローン減税を利用する場合は、入居翌年に確定申告を行う必要があります。

ローンの審査に必要な書類

注文住宅で住宅ローンを利用する際は、仮審査と本審査それぞれで必要な書類を準備する必要があります。提出書類が不足すると審査や契約手続きがスムーズに進まない場合もあるため、あらかじめ必要なものを確認し、早めに用意しておくことが大切です。とくに本審査では提出書類が増えるため、取得に時間がかかる書類は事前準備を意識しましょう。

仮審査に必要な書類

住宅ローンの仮審査では、主に本人確認や収入状況を確認するための書類が必要になります。代表的なものとして、運転免許証やパスポートなどの本人確認書類、源泉徴収票や納税証明書などの収入証明書類があります。また、自動車ローンやカードローンなどほかの借入がある場合は、残高証明書の提出を求められることが多いです。

さらに、土地の資料や注文住宅の見積書を提出する場合もありますが、金融機関によっては必須ではないこともあり、概算予算の段階でも仮審査を申し込めるケースがあります。必要書類は金融機関や申込者の状況によって異なるため、事前に確認しておくことが重要です。

本審査に必要な書類

本審査では、仮審査よりも提出書類が増え、より詳細な確認が行われます。本人確認書類や収入証明書類に加え、印鑑登録証明書や住民票、健康保険証なども必要になります。また、ローン契約に必要な実印も準備しておかなければなりません。

加えて、本審査では土地の資料や注文住宅の見積書など、正式な金額が確認できる資料の提出が必須となります。工事請負契約書などが必要になることもあるため、住宅会社との契約後は速やかに準備を進めることが大切です。

住宅ローンにおける金利の種類

注文住宅で住宅ローンを利用する際は、借入額だけでなく「どの金利タイプを選ぶか」も重要なポイントです。住宅ローンには複数の金利タイプがあり、それぞれ返済の安定性や総返済額に違いがあります。将来の収入やライフプランに合わせて、自分に合った金利タイプを選ぶことが大切です。ここでは、代表的な3つの住宅ローン金利タイプの特徴やメリット・デメリットを紹介します。

全期間固定金利型

全期間固定金利型は、住宅ローンの返済期間中、金利が変わらないタイプです。借入時点で毎月の返済額や総返済額が確定するため、長期的な返済計画を立てやすいのが大きな特徴です。将来的な金利上昇の影響を受けないため、家計管理を安定させたい方に向いています。

変動金利型

変動金利型は、返済期間中に金利が定期的に見直されるタイプです。一般的には半年ごとに金利が見直され、金利情勢によって返済額が変動します。このタイプは、固定金利型より低金利で借りられるケースが多く、借入当初の返済負担を抑えやすい点がメリットです。総返済額を少なくしたい方にとって魅力的な選択肢といえるでしょう。

期間選択固定金利型

期間選択固定金利型は、一定期間は固定金利を適用し、その後に固定金利か変動金利を選択できるタイプです。固定金利型と変動金利型の特徴をあわせ持っているのが特徴で「金利ミックス型」と呼ばれることもあります。例えば、住宅購入直後の生活が安定するまでは固定金利で返済額を一定にし、その後は金利状況に応じて変動金利へ切り替えるといった使い方ができます。

まとめ

注文住宅の住宅ローンは、単にお金を借りるだけではなく、予算設定や審査、契約、融資実行まで多くの工程を計画的に進めることが大切です。また、必要書類の準備や金利タイプの選択によって、将来の返済負担や家計の安定性にも大きな差が生まれます。だからこそ、住宅ローンの基礎知識を事前に理解し、自分たちのライフプランに合った選択をすることが重要です。本記事を参考に、無理のない資金計画を立てながら、理想の注文住宅づくりを安心して進めてみてください。

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